2011年2月17日木曜日

Yuck - Yuck (2011)



お久しぶりです。というわけで久々の更新。

今日の1枚は、イギリスはロンドンから、90sUSオルタナな音を鳴らすバンド”Yuck”です。

この説明でほぼ大体片付くのですが、それじゃわざわざレビューを書く意味がないので。ちょっと補足を。

まずこのバンドのバイオグラフィー的なものから。

Yuckは2009年にロンドンで結成されたバンド。最近ですね。前身のバンドがCajun Dance Partyということでも注目を集めています。個人的にはCDPは未聴なのでどうも言えないのですが、ファンの間では次の展開が気になる所でしょうから、このYuckでの活動は嬉しいことではないでしょうか。

あとはベースは日本人の女性の方ですね。前歴のバンドはLEVELLOADというバンドらしいです。先日twitterで名古屋のレコードショップFILE-UNDERの店主の方に教えてもらいました。

そんな前歴のあるYuckの音はというと冒頭でも言ったように、90年代アメリカのオルタナティブなバンド(Dinosaur Jr.、Superchunk、The Lemonheadsが個人的に思い浮かんだ)などの影響を直系で受けたような感じになっています。

ラフなギターストローク、存在感あるギターリフ、気だるさを残したボーカル、シンプルなリズム隊。彼らの影響を感じさせながらもある種の独自性を感じさせてくれる曲を聴かせてくれます。

全12曲のこのアルバムですが、一本調子ではなく、アコースティックな音を使ってみたり、スロウなテンポになってみたり、色々な曲が楽しめます。個人的にはM1のGet Away、M2 The Wall、M6 Georgiaなどにグッと来ました。

このアルバムでYuckは人気バンドの仲間入りを果たす気がします。前歴もありますし、何しろ説得力のある音なので、USインディが好きな人の他にも間口は広く受け入れられるでしょう。The Pains Of Being Pure At Heartなど現行シューゲ好きにも問題なく聴ける内容になってます。

まあ音を聴いて彼らをアメリカのバンドだと思う方も数多く出てくると思いますが、イギリスのバンドなのであしからず。

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