2012年12月13日木曜日
Climb The Mind - とんちんかん
こんにちは。
今年もあっという間に過ぎてますがもう師走ですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日の1枚は2012年12月12日にstiff slackからリリースされた名古屋の至宝Climb The Mindの初期音源集「とんちんかん」です。
2ndアルバム「ほぞ」が発売されてから早2年。次回作を期待する声は大きかったんじゃないでしょうか。そんな中2012年は新作7インチのデスマッチ、そして今回のとんちんかんとリリースが続きましたね。いちファンとしてはとても嬉しいことです。バンドの新旧を新譜として聴けたわけですから。
バンドサウンドが一番激しかった頃の音源集その名もとんちんかん。
ほぞと同じくらい素っ頓狂で意味深なタイトルですが、その内容はとても素晴らしい。
今回は主観と私感をメインにとんちんかんを紹介していきます。
僕がクライムを知ったのは元々1stアルバム「よく晴れた朝は地下を探索しに出かけよう」以前の2008年でした。
初めてMyspaceで彼らの音を聴いたときはあまりにもカッコよくて当時アップされてた3曲、信号機、優しいサイクルを、サブカルチャーエンジニアリングをひたすらリピートしたのを憶えています。
この3曲はとんちんかんでばっちり収録されてて改めて聴いてもやはり新鮮でカッコ良いです。
この時期のクライムは複雑で何をやってるかわからないけど、めちゃくちゃエモくてカッコいいというのが最大の魅力。
eastern youthが焦燥に駆られ過ぎて、どうとち狂ったか変拍子・変展開オンパレードのテクニカルなマスロックをやってる様な感じ。と大袈裟じゃなくそう思います。
日本語のエモーショナルなロックとテクニカルなマスロックのナチュラルな邂逅というのが言えると思います。
とんちんかんでは歌詞カードも付いてますが歌詞もすごい。
「!」とか「?」という社会への疑問符が強烈に投げかけられています。山内氏の持ってる問題意識はとても感じるものがありました。なので歌詞カードを眺めながら1度聴いてみることをオススメします。
Climb The Mindは2ndのほぞで日本語ロックの金字塔を打ち立てたと思ってますけど、その源にはこういう激しくヒリヒリしたものがスパイスとして隠されていると思うと、やはりバンドの進化(深化)や一筋縄ではいかないこのバンドの魅力を感じます。
今回のリリースで今までほぞの印象が強かったクライムファンは驚くでしょうし新たな魅力も感じてもらえるんじゃないかと思います。
全9曲入りClimb The Mingの初期音源集とんちんかん。最後は情景の浮かぶ静かなギターインストで締めるあたりも粋でした。
以上、ザッと書いていきましたけど少しでもバンドと音源の魅力が伝われば良いなと思います。
では!
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