2011年12月9日金曜日

私的年間ベスト音源トップ10

どうもっす。師走です。

今年も様々な音盤が出ましたねー。という訳で私の年間ベストトップ10です。

ではどうぞ!


10位 Veronica Falls / Veronica Falls

Slumberland発Veronica Fallsのデビューフルアルバム。どこか新しくてどこか懐かしいこのアルバムがトップ10に潜り込んできました。最近よく聴いてます。10位。



9位 Darlings / Warma EP

今年デビューの新人さん。90年代のオルタナインディーのエキスをこれでもか!というくらい抽出させた好バンド。Weezer とか Pavementが好きなら気に入ってもらえるはずです。9位。



8位 Beach Fossils / What A Pleasure EP

Captured Tracksの看板バンドBeach FossilsのEP。1stフルよりももっと洗練された大人のシティポップと言った印象。甘酸っぱ切な系の何とも言えない哀愁が全体を包み、やわらかくゆらゆらしていて聴いてて心地良いです。8位。



7位 Hello Hawk / さかなの目

ジャパニーズインディーの決定盤であろうHello Hawkのさかなの目。僕らの町のスーパーチャンクというキャッチフレーズが何とも似合う。日本語が清々しいしメロディもキャッチーで掴まれました!7位。



6位 Dream Diary / You Are The Beat

こちらも2011年にデビューの新人。The Pains of Being Pure At Heartと比較されることが多いけどこっちの方がやってることが渋いというか、マニア心をくすぐる音盤。c86とかIndie Popが好きな人は良いと思う。男女混声。6位。



5位 Real Estate / Days

このアルバムは全体的にも良いけど、やっぱりIt's Realに限ると思う。この曲だけで年間5位まで伸ばしてきました。最高です!5位。



4位 Dirty Beaches / Badlands

男の中の男。Dirty Beachesフルアルバム。このブログの今日の1枚でも取り上げたけどやっぱ良い。4位。



3位 The Drums / Portamento

一時期は年間トップの座に就いていたDrumsのPortamento。全体を覆う暗い影や哀愁感を振り切るようなテンションで奏できるその様は圧巻。3位。



2位 埋火 / ジオラマ

女性2人を含む3人組のP-Vineから出た2nd。非日常を日常に持ち込む音楽。日常の延長線上にあるんだけど何処か高貴で崇高さを感じるこの音は唯一無二だと思う。唄が素晴らしい!2位。



1位 Yuck / Yuck

やっぱなんだかんだで1位に輝いてしまったYuck。めっちゃ好きです。とても良いです。インディーロックファン必聴の1stフル!!聴きましょう!1位。


という訳で年間トップ10を選びました。インディロックが好きなので割とその周辺が多いです。次点はいっぱいありすぎて取り上げられません。

まだ終わってないけど2011年は音楽的には充実した年になったと思います。

では!

2011年12月8日木曜日

Me And Friends - How Do You See?


皆さんご無沙汰しております。いかがお過ごしでしょうか?

2011年も残り1ヶ月ということで早いですね〜。ホント早い。

このブログも大分放置しておりましたが、久しぶりに今日の一枚です。

今回は2011年12月5日に発売されたばかりの出来たてほやほやのCDであるMe And Friends / How Do You See?をご紹介。

Me And Friendsは茨城県水戸市で活動中の5人組。ギター&ピアノ女性ボーカルの1coさんを中心にそのお友達で構成されたバンドです。

今回のHow Do You See?はMe And Friendsの1st Demo Albumになります。

このMe And Friendsというバンド。特徴はエレキ楽器を使わずすべてアコースティック楽器で編成されているということ。主にはアコースティックギター、トイピアノ、コントラバス、トイスネアなどと言った具合ですね。エレキ要素が一切ないのです。

そんな編成で鳴らされる音は素直に素晴らしいのですが、その聴いた感覚を巧いこと形容できないのもこれまた事実。

今まで聴いたことないような感じ、でも何処か懐かしくもある。これは牧歌的なのか?ノスタルジアなのか?などと頭の中で反芻してみてもそのリスニング感覚を言葉で説明することが出来そうにないです。

なので方向性を変えて音自体に感じた成分を自分なりに分析したいと思います。

音的にはブルース、カントリー、ロックンロール、ロカビリーあたりの土臭い雰囲気や、60sポップス、ソフトロック、ネオアコ、Twee Popあたりのスイートな雰囲気に、おもちゃ楽器がトイポップ風の味付けをしているという具合か?そして前途の通りアコースティック楽器での演奏というこ とでフォークソングの素朴さも感じます。

また1coさんのキッチュなんだけど可愛らしいボーカルが何ともくすぐられますし、男女混声というのもポイント高いです。

まぁこれは私感なので、聴いてみてどういう風に思うかは各々違ってくるはず。

言えるのは、このHow Do You See?は素晴らしく素敵な音盤だということ。

一応デモCDという扱いにはなっていますが、アートワークにもこだわっていて凝った作りになっています。封筒のジャケと手紙風の歌詞カードがまた良いですね。

このCDはMe And Friendsのメンバーでもあり、DIALSというパンクバンド(これまたカッコいい!)でも活動しているKikuchi氏が運営するLights Out RECORDSで購入できます。お値段は600円!

Youtubeに2曲ほどライブ映像がありますので参考に貼っておきます。キラーチューンのBaby It's YouとShe Is Nothing To The Heartですね。

という訳で今日の一枚でした。このレビューでバンドに興味を持って頂ければ幸いです。

では!





2011年9月9日金曜日

Dirty Beaches - Badlands



どうもお久しぶりでございます。久々に更新。

今日の1枚はZoo MusicからリリースされたDirty BeachesのフルアルバムBadlandsです。

Dirty Beachesは台湾出身カナダ在住のAlex Zhang Hungtai(読み方がわからない)さんによる1人ユニットであります。

このアルバムを聴いて思ったのは、2011年、ロック誕生から早半世紀以上たった今現在、ロックも1週回りきったのかなということです。

何故ならこのBadlandsというアルバムに入ってる曲ほとんどにサンプリングされた音源が使用されているからです。

このアルバムの6曲目に入ってるキラーチューンである"Lord Knows Best"はフランスの60年代から活躍するフランスの歌手Françoise Hardyの"Voila"という曲のイントロをサンプリングしています。

その他の曲も大体(全曲?)出典元があるサンプリング音源を使っているんですね。

そのサンプリング音源をひたすらループさせ、そこに独特のセクシーでダンディー、スウィートでもダーティーなボーカルを乗せるというスタイルをとっています。

たまにギターも入ってるんですが、基本はこのサンプリング音のループで構成されています。

このループ音と歌(とギター)で構成されているアルバム。果たしてアリなの?イケてるの?と思われるかもしれませんが、これがとてつもなく良いのです。

ループ音の連続はサイケ感を増幅させる効果があり、抑揚のないボーカルもツボにはまると抜けられなくなります。

最初Lord Knows Bestを聴いたときはそのピアノのループ音そして曲が1週間ほど頭から離れず脳内でずっと鳴っていた記憶があります。

このように、とても中毒性を持ったアルバムになっているんですね。

ジャンル的には何になるんですかね?インディー、ローファイ、サイケ、カルトロックとか(笑)。まあ言えるのはこの音と雰囲気を出せるのはAlexさんだけだと言うことで、Dirty Beachesはワンアンドオンリーなのです。

最近CD盤もようやく発売になり、2011年もっと注目が集まってくるはずのアーティストDirty Beaches。このBadlandsはインディーロックファンならずとも必聴のアルバムであります。

最後にLord Knows BestのPVと出典元であるFrançoise HardyのVoila聴き比べということで動画を貼っておきます。



Francoise Hardy - Voila from Know Phase on Vimeo.

2011年6月8日水曜日

私的90s J-POP 名曲10選

10位 内田有紀 - Only You
当時聴いて胸キュンしてしまった曲。





9位 globe - Sweet Pain
何というか高揚感ですよ。





8位 L-R - Bye
メロディの展開が大好き。





7位 DEEN - ひとりじゃない
発売日に買いに行った思い出があります。良い歌。





6位 スピッツ - 渚
スピッツでは当時この曲が好きでした。





5位 B'z - Love Me,I Love You
90年代のスメルというか郷愁感。





4位 CHAGE & ASKA - YAH YAH YAH
屈指の名曲。殴りには行けない。





3位 L'Arc~en~Ciel - 虹
当時の衝撃度では1位。





2位 My Little Lover - 白いカイト
夏の思い出が蘇る。





1位 THE BOOM - 風になりたい
カラオケ18番。大名曲!





私的なランキングでしたが、いかかだったでしょうか。この当時のこれらの音は今の音楽人生の中でもかなりのウェイトを占めてます。懐かしいでは片付けられないのが90年代のJ-POPなのです。

2011年2月17日木曜日

Yuck - Yuck (2011)



お久しぶりです。というわけで久々の更新。

今日の1枚は、イギリスはロンドンから、90sUSオルタナな音を鳴らすバンド”Yuck”です。

この説明でほぼ大体片付くのですが、それじゃわざわざレビューを書く意味がないので。ちょっと補足を。

まずこのバンドのバイオグラフィー的なものから。

Yuckは2009年にロンドンで結成されたバンド。最近ですね。前身のバンドがCajun Dance Partyということでも注目を集めています。個人的にはCDPは未聴なのでどうも言えないのですが、ファンの間では次の展開が気になる所でしょうから、このYuckでの活動は嬉しいことではないでしょうか。

あとはベースは日本人の女性の方ですね。前歴のバンドはLEVELLOADというバンドらしいです。先日twitterで名古屋のレコードショップFILE-UNDERの店主の方に教えてもらいました。

そんな前歴のあるYuckの音はというと冒頭でも言ったように、90年代アメリカのオルタナティブなバンド(Dinosaur Jr.、Superchunk、The Lemonheadsが個人的に思い浮かんだ)などの影響を直系で受けたような感じになっています。

ラフなギターストローク、存在感あるギターリフ、気だるさを残したボーカル、シンプルなリズム隊。彼らの影響を感じさせながらもある種の独自性を感じさせてくれる曲を聴かせてくれます。

全12曲のこのアルバムですが、一本調子ではなく、アコースティックな音を使ってみたり、スロウなテンポになってみたり、色々な曲が楽しめます。個人的にはM1のGet Away、M2 The Wall、M6 Georgiaなどにグッと来ました。

このアルバムでYuckは人気バンドの仲間入りを果たす気がします。前歴もありますし、何しろ説得力のある音なので、USインディが好きな人の他にも間口は広く受け入れられるでしょう。The Pains Of Being Pure At Heartなど現行シューゲ好きにも問題なく聴ける内容になってます。

まあ音を聴いて彼らをアメリカのバンドだと思う方も数多く出てくると思いますが、イギリスのバンドなのであしからず。

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